まほろば |薮神地区地域づくり協議会・事務長ブログ

「まほろば」とは万葉集に出てくる古語で「美しく優れたよい場所」という意味です。


限界集落にも春を?

限界集落(辻又)へのアクセスは

上越新幹線浦佐駅を降りて、車で国道17号を東京方面に走って、5分くらいで一村尾のコンビニから西山の峠道に入り、山村集落の後山を通り抜け、坂を下るとお隣魚沼市の堀之内(上稲倉)に出る。さらに国道252号を走って、途中から山間の県道をひたすら山奥へと走ると、そこに限界集落辻又という集落がある。このルートが冬場の生活路線である。この間約40分冬道は、遠いね。辻又集落は、17世帯45人くらいの人口で高齢者が多く、高齢化率の市内一番高いところではないかと思う。

写真は、3月8日雪降る辻又集落

 今年は、雪が少ない方です。もうすぐ春が来る。

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◎県道改良を願う限界集落

冬季間は、雪崩の関係があって谷間を走る県道を通ることができないため遠方を迂回しながら生活路線を確保していますが、雪解けとともに谷間の県道を車で走ると15分くらいで上越新幹線浦佐駅についてしまいます。

この県道が、雪崩防止柵などが設置され、通年交通ができることをこの限界集落を始め地元の薮神地区の関係住民、南魚沼市も強く望んでいるところです。

県道管理者の新潟県も厳しい予算の中から事業費を毎年捻出していただき、一歩一歩、道路改良は行われています。

◎定住移住が進む限界集落

前述のとおり限界集落の生活環境が悪いため、若者は流出し高齢者が細々と暮らしておりましたが、時の流れ、時代の変化、人の考え方も変わり、Uターン、Iターン、Jターンなどにより、辻又集落に東京からお帰りになられた世帯、新たに住むことになった世帯、NPO、国の補助事業による集落協力員など集落も少しづつ変わってきています。

定住・移住が一番成功したところではないかな。春が来た。

◎大学との連携事業効果

限界集落の辻又の皆さんも一生懸命です。

お年寄りも頑張っています。

旧小学校を利用したコミュニティ施設でゲートボールをしたり、雪解けとともに山菜採りに励んだり、日照が不足な魚沼産のコシヒカリを作ったり(大変美味しく東京では人気があるそうです。) 地域のお楽しみイベントを行ったりして生活していますが、運動会

や敬老会、雪まつりなどには、東京の方を招いたり、新潟県の大学との連携事業に取り組み、教授をはじめ学生から大変喜ばれ、夏場は地域のセンターに泊まり込みで交流しています。このときは、人口も倍になり活気もありますね。

写真は運動会の集合写真 

  この中に学生もいますし、前井口南魚沼市長もいます。

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写真は、節分祭の後みんな集合して(平成27年の2月  雪が少ない)

 2列目左から4番目専修大学森本教授ほか学生5人かな!

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